04/27/2008
出産後、映画を観れない生活が続いていたせいか、反動で”映画ジャンキー”な側面が急速に戻りつつあります・・・
本日は『女帝(エンペラー)』を鑑賞。監督はフォン・シャオガン、主演チャン・ツイイー。「ハムレット」を原案にした歴史モノです。
ハムレット原案なので言わずと知れたストーリーはともかく、映像・音楽共にうっとりします。とにかく美しい。シーンごとの色使いが細部に渡ってよく考えられてる。そして音楽との調和、全体的に品のいい流れ。(映像美で言ったら同じくチャン・ツイイー主演の『LOVERS』も負けないですが。)
中国人監督の最近の歴史を舞台にした作品は個人的には割りと好き。正直ストーリーはややプアなのが悲しいですが、映像や音楽がとかく凝っていて。

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04/24/2008
今更ですがやっと観ました「ブラッド・ダイアモンド」。「役者からタイトルまでハリウッドらしいハリウッド」って感じでぶっちゃけあまり期待してませんでしたが、みごと号泣。子どもを身ごもって以来、涙腺が相当緩い。
監督は「ラスト・サムライ」のエドワード・ズウィック。この人の映画は銃撃シーンなどのカメラワークもいいけど、何よりストーリーとしての脚本がよく出来てる。アメリカに代表する資本主義を皮肉った部分もおもしろいし。「モノより大切な価値を持つ何か」を再認識させられる。『家族』とか『善悪』とか『愛』とか『幸せ』とか。
テレビの前でボロボロ涙をこぼす母に、べべは不思議顔。慰めているつもりか!?ニコニコ笑いかけられました・・・。

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03/11/2007

渋谷ユーロスペースで「キム・ギドク・マンダラ」なる怪しいイベントが開催中。
http://www.eurospace.co.jp/
(こんな素敵な映画企画イベントがあったとは!!)
その告知をHPで見つけてふと久々に新作が見たくなりました。
ちょうど見たい作品が上映されてなかったため、渋谷行きは諦め、お家でDVD鑑賞。
今日選んだのは『うつせみ』。(『弓』も見たかったんだけど!)
第61回 ヴェネチア国際映画祭 監督賞ほか全四部門受賞していたりと映画界でも評価が高いこの作品。
よくある恋愛映画か・・・とちょっと平凡なスタートを切って、淡々とストーリーが続きます。
が、最後の結の約何十分間に展開するストーリーがこの平凡さをすべて引き立ててます。
見終わった後には、心に何とも言えない優しさと透明な空気が残る感じ。映画のプロモチラシだけ見てしまうとよくある韓国の純愛映画か!?と見間違えますが・・・決して安っぽい作品ではないんですな。
また、この映画全体に渡ってほとんど台詞がない(主人公は一言も話さない)のですが、監督の表現力でこの映画で伝えたいことがすべて表現できてるのが見物です。キムギドクの作品でも、『春夏秋冬、そして春』以降の作品はほんとにいいですねー。いいですねー。音楽も良かったし。一見の価値ありです。
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02/04/2007
12月からずっとブログなまけに入ってました。
ご存知の方もいると思いますが、先月からばたばたと色々ありまして・・・・
(近いうち、ブログでも一連の話を綴っていこうかと準備中なのでどうぞよろしく)
てな訳で、久々に書きます。
今日は、ウィルスミス主演、ソニーピクチャーズ配給の「幸せのちから」を観に行ってきました。
プレミアムシートという2500円もするシアタールームにも関わらず、
満員。先日観にいった「ラッキーナンバーセブン」はプレミアムでなくても
大して人いなかったのに・・・
この映画、アメリカンドリームを実現した男の実話ストーリー。
アメリカ人にはこういう映画は人気があるに違いない、と思うや、
やはり興行成績はかなりのものだったらしいです。
息子を思う父親のひたむきな努力を描くこの映画。
最近ギャングムービーに疲れた私としては、ほのぼのして後味がよかったです。
特にお父さんに観てほしい、って感じかな。
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11/12/2006

天才作家トルーマンカポーティの伝記的作品。
実力派フィリップ・シーモア・ホフマンはこの作品にてアカデミー賞主演男優賞を受賞。(納得です、とかくカポーティになりきってる)
今回の映画がなぜ見たかったか。
「トルーマンカポーティがどんな人物だったのか」
ただその一つだけが知りたかった、見てみたかったんですね。
で、率直な感想。複雑な心境。
ノンフィクション文学というのはある意味、残酷さを伴うでしょう?
『冷血』を書き上げるために取材を続けるカポーティは、殺人犯へ自分と共通の繊細さや絶望的な孤独感を見いだしていく。しかし、作品の完成に向かい、一方で殺人犯の死刑をどこかで待ち望む心も。
どこか相反する二つの心。温かさと冷たさ。主観と客観。カポーティ自身の複雑な心理描写が生々しく、心が痛い。
人によっていろんな見方ができる作品と思うので、一見の価値ありかと。
だたし、「アカデミー賞」という形容詞にご注意。映画自体はものすごく地味です。
静かに映画見たい、という人へ。
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11/08/2006
原作=1998年アカデミー賞脚色賞と助演女優賞を得た「L.Aコンフィデンシャル」で有名なジェームズ・エルロイ。そして、監督=1987年公開の名作「アンタッチャブル」のブライアン・デ・パルマ。そして主演女優にはあのpretty(しかもむっちりボディー)なスカーレット・ヨハンソン。
と、くれば見に行かずにはいられない、のが映画好きの性・・・・。サスペンスものにはあまり興味ないんすが。「L.Aコンフィデンシャル」の時に感じた”次に何が起こる?””誰が犯人なんだ?”というスリリングな気持ち。これが感じたくて、品川プリンスシネマいってきました。
実際に起こった猟奇事件をもとに作品化されているだけに、内容はややえぐい部分もあり。ただし、サスペンスに重要なポイントは全体の流れ・カメラワーク・作品演出、どれをとってもしっかりしてます。ストーリーに飽きさせず、人を引き込ませる術はお見事。
正直、私にとっては家でゆっくりDVDで観てもいい作品ですが、サスペンス好きの方は是非一度は見ておくといい作品。
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10/09/2006
だんなと一緒に「X-Men FinalEdition」に行ってきました。実はアメコミ系映画隠れファン、私・・・X-MEN は、1・2共にチェック。
「ハリウッド映画らしく、絶対ありえんだろ・・・・」ってシーンが盛りだくさんでしたが、やっぱり面白いんですね。X-MENは人物設定が特におもしろい。今回はミュータントの種類がかなり豊富に登場してくるので映画全般に渡って、飽きるシーンなし。よくもここまでCGと特殊メイクを駆使したもんです。
ハリネズミみたいに体から針を発する男、体内から角を次々と出してくる男、衝撃派を発する女、羽の生えた男、などなどミュータントこんなにいるか、、、ってくらいできてきます。
観た後は、ハリウッド鑑賞後のいつもの気持ち=スッキリ。
そういえば今回のストーリー観ていてちょっと感じたこと。この映画の肝になるものとして、ミュータントを人間に治癒してしまう「キュア」という科学製品が出てきます。この製品、使用によっては善にも悪にもなりうる。そんなシチュエーション、私達の世界でも同じことが起きてるじゃないの、って。
ノーベルの発明したダイナマイトの進展、キュリー夫妻が発見したラジウムによる核エネルギー開発への発展。善にも悪にもなりうる可能性を秘めた科学。そんな現代への「皮肉」がこめられてるような気がしましたよ。ま、そんな深いところまでは考えてないのかもしれないけどね・・・・・。
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女の子には超オススメの映画。
すべてがむちゃくちゃCuteです。
かわいいランキング3 インテリア・部屋装飾全般
かわいいランキング2 登場人物たちのお洋服
かわいいランキング1 Baby=ジュニア
フレンチコメディは、フランシスべベール監督の「奇人達の晩餐会」以来、お気に入りのジャンル。独特の皮肉さと知的に馬鹿な加減がなんともおもしろいんです。パトリックアレサンドラン監督のこの作品も同様。「そんな馬鹿な?」ってシチュエーションをかなりコミカルに描いてくれてます。
しかも、Babyのお洋服から登場するお部屋まですっごくお洒落。
思わず、観ていて微笑んでしまう映画です。ストレスはぶっ飛ぶけど、単純なストーリーのハリウッド映画、シリアスで深いけどちょっと重過ぎるヨーロッパ映画はもううんざり、な人にはオススメの一作。
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苦しいです。
許されることのない愛。
社会からはみ出しそうな愛。
でも、強く結ばれた特別純粋な愛。
なぜか批評陣が単にホモ映画と位置づけないのは、そんなテーマを扱った映画だからでしょうか。
休日に一人で観るには苦しい面もありましたが・・・・うううん、愛とは何ぞや。なぜこの映画、アカデミー賞ノミネートされたのか理由がまだよく理解できません。(やっぱアカデミー受賞作となった「クラッシュ」の方が心に響くものがありましたね・・・)
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08/29/2006
『ロゼッタ』、『息子のまなざし』、そして『ある子供』と、カンヌ映画祭で3作品連続での主要賞の受賞とパルムドール大賞の受賞という快挙を成し遂げたダルデンヌ兄弟。
噂には聞いていたものの、兄弟監督の作品を見るのは初めて。やっとこDVD借りてきたときには結構どきどきしました。そりゃ、パルムドール受賞作品ですし(緊張しますわ)。ちなみに日本では文部科学省特別選定青年向け作品らしいです。
深いですねー。『子供から大人へ』『働くことの価値』『貧しさと将来への希望』色々なテーマが含まれていて。子供から大人へと成長するってどんなことなんだろう?何をもって大人というのか?大人になれるのか?そんなことに真っ向から問いかけを投げるストーリー展開。大人への道にあるのは『責任感』『希望』なのか・・・。きっと観る人によって考える答えは違うのだと思う。
とかく繊細で心に響く描写が心打ちますね。
もうちょっとこの映画について書きたいけど今日は眠いのでそろそろ寝ます。
P.S. 一人でゆっくりと考え深い映画にひたりたい、そんなときにはいいかもです。たえあ、アクロバティックなシーンは特になく、繊細な描写と共にストーリーが淡々と続いていくのでちょっと退屈してしまう人もいるかも。
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08/28/2006
「黒猫・白猫」以来の久しぶりのクストリッツアの作品と聞き、映画館へ駆けつけた人は数多くいたに違いない。私もそんな一人。
・・・・のはずでしたが・・・・・仕事の忙しさで行きそびれ・・・・。DVDやっとこ借りてきました。
さて、約150分に及ぶこの映画。やっぱいいです、エミールクストリッツア!この監督、私にとっては最も尊敬すべき不良監督(ジャームッシュに続いて)。笑。カンヌ映画祭パルムドールを受賞した『パパは出張中!』『アンダーグラウンド』。そして、ヴェネチア映画祭銀獅子賞最優秀監督賞を受賞した『黒猫・白猫』。どの映画をとっても文句なし。特に『黒猫・白猫』は人間味溢れた心理描写とユーモア、ジプシーブラスのサウンド、共に抜群のバランスで描かれてます。
話は、『ライフ・イズ・ミラクル』に戻ります・・・・。
時は1992年の内戦勃発後のボスニア・ヘルツェゴビナ。戦争という悲しくも痛い政治的背景をベースとしつつ、鉄道設計技師の主人公ルカを中心に生きること・愛することの素晴しさをユーモアと共に描いたこの作品。(捕虜と恋におちたセルビア人男性の実話なんだとか)
まず、主人公ルカを取り巻く人物描写に脱帽。サッカー選手を目指しているも徴兵される息子、異国男性と駆け落ちする妻、兄を亡くした優しき軍人、そして捕虜として連れてこられ、ルカと恋に落ちるムスリム女性。などなど。様々な人たちの姿を描くことを通して、大切にしなくてはならないことをうまく観る人達に伝えている気がします。ボスニアに生きる人たちに愛を。そんな深い部分が伝わってくるんですよ。だから彼の映画は温かい。単に恋愛映画では片付けたくない感じ。
あとはやっぱり音楽。いいですねー。『Super8』を含め、監督の映画にはほぼ必ず登場するジプシーブラスサウンド。今回も映画全体を通して流れてました。悲しいことも苦しいことも、この音楽を聴けば心が洗われて、ほのぼのとしたハッピーな気分になれる。彼のこだわりの部分だと思いますが、さすがのセンスです!
最後に。忘れてはならないのは、登場する動物達。何かに書いてあるのを読みましたがそれぞれの動物は人間の聖性と獣性を象徴的に語るものなのだとか。映画では気づくか気づかないかのところに、隠れた意味を持たせて描いているところもクストリッツアならでは。うーーん。
たまには土日にゆっくりほのぼの過ごしたい、という方におすすめです。
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08/20/2006
待望の「パイレーツオブカリビアン/デッドマンズチェスト」行ってきました。前作が期待以上におもしろかったこともあり、もちろん公開前から要チェック。(単純に、女の子としてはジョニーデップにオーランドブルームという豪華キャストというのも興味を欠きたてる一要因ではあるんですがね・・・)
しかも今回の作品はウオルトーディズニーが手がけてますし。全米No1記録しましたし。そりゃ行きたくなります。
http://www.disney.co.jp/pirates/
で、観てみての正直な感想。↓
「へ?これで終わり?”3”まで観ないと終わんないのか!(怒)」スターウォーズのように、シリーズは続くものの、それぞれの映画はしっかり完結、というすっきり感がなひ・・・・。映画はやっぱり1回である程度完結していて欲しい、のが本音なところ。なのでこれじゃあ折角の映画がドラマに成り果て・・・とちょっぴり映画にビジネス感が感じられて寂しかったところもありました。最近の「24」や「Lost」といったドラマの影響なんでしょかね?
せめて”3”をやるなら来年夏より早くしてほしい・・・泣
とはいえ、やっぱりウォルトディズニー。さすがに映画の展開や各所の演出がおもしろかったです。ジョニーデップの演技力もさすが。(見た人もいるかと思いますが、「夜になる前に」って映画でジョニーがドラッグクイーンの役をやるんだけど、そのときの演技とジャックスパロウの演技が結構そっくり)劇場からも笑いがでてましたし。
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06/07/2006
高校のときからずっと観てみたかった作品。
やっとこ観ました。 93年カンヌ映画祭パルムドール賞受賞、3時間の超大作。さすがに疲れた・・・・。
チェン・カイコー監督の作品は割りと好きな方。最近の作品だと「キリングミーソフトリー」、「10ミニッツオールダー」の短編作品。本ブログでも紹介した「PROMISE」がありますね。どれも中国的な色の美しさを駆使している点が惹かれます。なぜかこの監督の作品って、観た後に”赤”色がキーカラーとして印象強く残るんですよ(私だけかな?)。
それはさておき・・・・
今まで見たチェンカイコー作品の中でピカ一でした。文化大革命など中国激動の時代の歴史を背景に京劇役者2人の50年に渡る人生を描いたこの作品。歴史的シーンはもとより京劇シーンは感銘うける美しさです。レスリーチャン演じる女形主役の深い苦しみや、運命に翻弄されていく様など、繊細な描写に心動かされます。
ストーリーそのものもよかったんですけどね。共産時代の前後で文化・芸術のあり方が360度転換してしまうところ、とか。仮にも芸術に携わる身である映画監督であるカイコーが、どんな思いで描いたのか、興味ありあり。
あと、「PROMISE」と違ってストーリー全体にリアル感が満ちているところもGoodですねえ。
歴史ものが観たいときには・・・・「ラストエンペラー」より先に手にしましょう。(時間があるときじゃないと見れないけど・・・・)
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05/30/2006
北野たけしの12作品目「TAKESHI'S」鑑賞。
残念ながら途中で寝ました。ゴダールの映画はよく寝ますが、タケシの映画で寝たのは初めて。です。
タケシ曰く<感想の言えない映画>をつくろうと思ったらしいのですが、確かに。タケシファンにはいいかもしれませんが、正直私にはよく分かりませんでした。
有名タケシとそれにそっくりなペーペータケシ。ストーリーが進むうちに、ペーペーのたけしがいつの間にか映画の世界に入りこんでいき、幻想と現実との区別がつかなくなっていく・・・。
それ以上にはポイントがよくつかめてません。無念。
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仲間3人で自宅映画会開催、「ウォークザライン-君に続く道-」を観ました。
これ、エルビスプレスリー同じくロカビリー黄金時代を作ってきたジョニー・キャッシュの自伝的作品。
アカデミー賞主演女優賞、ゴールデングローブ賞作品賞・主演男優賞・主演女優賞、全米映画批評家協会賞主演女優賞などなど数々の賞にノミネートされた実力作品でもあります。
当初、映画館で予告編を観て、「愛し続け、念願かなった悲哀のシンガー=恋愛映画」としての印象を受けていて、まったくといっていいほど興味がなかったんですよ、この作品。自伝に悲哀な主人公の恋愛ストーリーを絡めてみた、みたいな作品ってほんとあくびがでちゃうでしょー。「かけがえのない友情を愛へと昇華させて・・・・」なーーんてやってられません。
が、気づいたら涙ぽろぽろ。(途中隣で友人は眠りに落ちてましたが・・・)これ、正直恋愛映画じゃないですね。なんでそんな予告したのか分かりません。日本人にはうけるからなのか。マーケティング上の理由なのか。
父から認められず、心に葛藤を抱き続けて生きてきたキャッシュ
虐げられた心の深み、闇を叫びとして歌い上げ、伝説的なシンガーとなったキャッシュ
廃れた人生から光を見出していくキャッシュ
恋愛以外にも深い要素がたくさん秘められてる気がします。(観終わった後に幸せ感を感じるのは、きっと恋愛的にハッピーになるせいだとは思うんですけどね・・・)
たまには自伝的作品を観たいなあ、という気分のときにおすすめ。実在した亡命作家のレイナルド・アイレスの自伝作品「夜になるまえに」もいいので、どっちかをおすすめ。
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05/20/2006
昨年のカンヌ受賞以来、待ちに待った「ブロークン・フラワーズ」、行ってまいりました。
前作「コーヒー&シガレッツ」に続くジム・ジャームッシュ監督作品。前作でも起用していたビル・マーレイを主役に据えての登場。
ビル・マーレイといえば、思い浮かぶのはやっぱり「ゴーストバスターズ」。でも、ソフィアコッポラが監督した「ロストイントランスレーション」出演の影響か、単に重なっただけなのか、なんだかミニシアター系の作品で欠かせない役者になってきたような・・・・
と、本編の話からずれてしまいましたが・・・
やっぱり、ジャームッシュの映画ってほんとに好きです。今回も同様。
やっぱり好きだなーと思わせたポイント3!!!
1 なんといっても音楽がサイコー。エチオピア音楽なんかも出てきてますが、今回の選曲も全体的にすべてCool。ビルマーレイの間抜けたテンポの演技に非常にマッチしてます。CD買っちゃおーかなー。
2 それぞれの環境で、それぞれの人生を生きる女性達の描き方。「ナイト・オン・ザプラネット」や「コーヒー&シガレッツ」でも見せたショートフィルムを組み合わせたような映画の作り。ジャームッシュの得意とするところです。「人」を撮らせたら、やっぱりこの人しかいないなって思います。
3 ストーリーのEND、結局回答がなく、観客を裏切る構成になっているのですが、そこがいい!不良監督ならではでしょ。ハリウッドにはまずないね。
なんだかねー退屈だしー、意味がよく分からないー、という人も結構この映画、多いみたいです。多分 3 のポイントがそうさせてるんだろうけど。勢いや派手さを映画に求める人には向かないかも・・・。
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05/06/2006
これこそミニシアター系王道作品でしょう。「猫が行方不明」のセドリック・クラビッシュ監督作、「スパニッシュ・アパートメント」。
フランス映画系コメディ作品では、フランシス・ヴェヴェール監督の「奇人達の晩餐会」以来のヒット作品for 自分。(ミニシアター系、とはいっても、フランスで言うところのアカデミー賞=セザール賞にノミネートされていたりしますから・・・名作ですね)
スペイン留学しているフランス人留学生を中心に、ごく日常的なルームシェア@アパートメントでの雰囲気をごく自然に、コミカルなタッチで描いているこの作品。映画の所々に監督独特の撮影・編集手法を使っていること、音楽や衣装にもこだわりがあることに好感。
考えすぎかと思うけど、いろんな意味で考えを刺激される作品でもあったりします。フィルム全体に渡って見え隠れする監督の思い、とか。
フィルムの中心舞台となるアパートメントには、ヨーロッパの違う出身国の学生が同居。言語も違い、それぞれの価値観も違う、所謂ごちゃまぜの場所。それに反して存在している秩序の”社会”。混沌とした世界と整然と秩序を厳しく保とうとする世界の二つ。まるで、多様性が存在するヨーロッパ各国とそれを統合しようとするEUのよう。この映画って暗に現ヨーロッパを監督なりの考え方で描いているように見えるんですよ。きっとそんなに意識してはいないんだろうけど、ねー。
余談だけど、この作品に出てたヨーロッパ各国の新人俳優さん達、Niceです。特にドイツ人ルームメイトのトビアス役だったバーナビー・メッチュラート。この人の演技、雰囲気、共に惚れたぞ!
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中学一年生になった弟の提案で久々のGW映画鑑賞@実家。お題は、お子ちゃま向けSFアドベンチャー「ザスーラ」。監督はジョン・ファブロー(よく知りません)。
「ジュマンジ」の宇宙編といわれているこの作品。宇宙空間が約半分に登場してくるし、さすがはソニーピクチャーズとあって、結構な製作金額がかかっている作り、な印象。
内容的には、子供は”きっと”大満足。ひねくれた大人たちには、なんて単純なストーリー、という感想、だと思われます。とはいえ、ストーリー展開を見ているうちに、「次は一体どうなるんだ?早く早く!逃げろ!」と心の中では主人公と同一化している大人はたくさんいるはず。そこはさすが”THEハリウッド”な製作陣。
で、私の中学一年の弟はと言えば・・・・・案の定子供らしく、のめりこんでました。
GW中、お子さんと一緒にアドベンチャー作品を、と考えている方には2時間存分にエンジョイできる作品かと。
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「これ絶対つまんないよ。よくあるハッピーエンドなコメディー映画でしょ」
と、思いっきりパッケージからの先入観で断定。が、途中の展開でゲラゲラ腹かかえて笑ってた、観終わった後は心温まる気持ちになっていた、ってことありませんか?
まさにこの作品がそれ。さすがはコーエン兄弟。監督ジョエルコーエン、製作イーサン・コーエン、脚本は兄弟共に。プラスなぜか「スパイダーマン」監督のサム・ライミも脚本参加してます。おもしろいですねえ。
内容は、ピュアな主人公がひょんなことから大出世し、悪役からの罠を逃れてハッピーエンド。とまあ超簡単に要約するとこんな感じ。所謂ありがちな内容。
ですが、この作品、何がおもしろいかというと・・・・・全体的にアメリカの古き良きクラシック映画を思わせるような作りになっているところ。衣装や舞台、各役者の演技、すべてにおいてクラシックを彷彿とさせ、ある意味クラシックへの愛情というかそんな気持ちが感じられるのもGood。
あとはコーエン兄弟ならでは、といってもいいかもしれませんが、人の心の機微をうまく捉えたシーンがすごく多い。ユーモアなシーン、心に響く感動シーン、とか。
1994年の本作品、ビジネス的な要素もちょっぴり絡むので、お仕事ばりばりやってて少し心のゆとりが欲しいな、と思った人になかなかオススメです。
P.S.レディーキラーズと迷ったら、こっちを選びましょう
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03/05/2006
不良監督の作品が好きな自分には、バファリン的な役割を果たすハリウッドムービー。頭痛は止むけど、やや眠い。
→それでも結論、泣いちゃう自分。
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描かれるのは・・・絶えない欲望、歪んだ愛。
さすが、鬼才アルモドバル。ふう、ため息
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02/19/2006
「気分すっきり」効果狙いの第2弾!日本でも大ヒットした『KILLBILL』。
私にはこれまた超久々のタランティーノ作品です。
「パルプフィクション」「フォールームス」「レザボアドッグス」「トゥルーロマンス」「ナチュラルボーンキラーズ(原案だけど)」などなど、高校時代には、はまりまくって作品を観てた監督。ですが、どうも「ジャッキーブラウン」に次いで6年ぶりとなる「KILLBILL」の宣伝広告が”タランティーノらしくない!””映画オタク的感触が薄らいだ”と一人憤慨し、見てませんでした・・・・(なんて勝手な解釈)。
と思いきや、結果・・・・タランティーノのオタクぶりは遺憾なく発揮されておりました。なんせ最初に「深作欣二に捧ぐ」って始まるんですから。むしろこれまでで最もオタク精神が発揮された一作かも。
見せ場の切りあいシーンにも、タランティーノ曰く、三隅研次監督の「子連れ狼/三途の川の乳母車」を再現してるらしく、これを聞いて「お前やっぱりオタクだな」とため息。
ただ、殺しが続いて血が噴くシーンが続出するので、正直観た後の気分は最悪。(人によっては失神するな、こりゃ)
もう一点、。超見所なのがユマサーマンとルーシーリューの日本語シーン。
これは何ともいえません。思わずユマサーマンの「どうも」とルーシーリューの「やっちまいな」台詞には笑ってしまいました。
笑うだけならいいんだけど、超山場のシーンに、正直何を言っているのか日本人の私でさえ理解できない・・・・。これはかなり観客として困りました。
頼むからDVDに日本語字幕つけてくれって感じです・・・・。
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たまには所謂”ハリウッドもの”を休日中に思いっきり見まくると「気分すっきり」ってなることありません?
「気分すっきり」効果を狙って、いつもはラブコメ(特にハリウッド系ラブコメ)には手を出さない自分ですが、借りてきてみました。
=ウィルスミス主演『HITCH(最後の恋のはじめ方)』byソニーピクチャーズ。
監督はアンディ・テナント。有名どころだと『アンナと王様』 も手がけた監督。
『アンナと王様』もそうですが、なんかこう、男女の心の機微を描くのが美味い監督ですよね。
監督の話はさておき、とってもキュートなストーリーでした。
「結局、恋はきっかけと本人の相手を想う気持ちが重要なのよ」ってのが、この映画で一つ伝えたいポイントになってると思うんだけど(主観?)、それが鑑賞後に心の中にしみじみ残る感じ。見た後は、すっごくHappyな気分に。
いつもはアンチラブコメな人でも、たまには見てみるといいかもね。恋がしたくなるのもラブコメの良さですね。歳が若返ります。(笑)
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02/12/2006
久々のチェン・カイコー作品、しかも真田広之&チャンドンゴン共演。というわけで早速観てまいりました。
率直な感想。毎回違ったテイストで映画を仕上げてくれるチェンカイコー監督ですが、今回の作品はどうも私のテイストには合いませんでした。
「さらば我が愛、覇王別姫」「始皇帝暗殺」「キリングミーソフトリー」などなど、結構個人的には好きな類だったんだけど。
こう比較するとやばく聞こえるかもしれないけど、「カンフーハッスル」並みの”ありえねー”シーンが多かったな。
ファンタジームービーとして割り切るならいいんだけど、それにしてはやけに話が現実的&真面目なもんだから、どうもその境目がよく分からなくて、それが余計「・・・・・。」な箇所も。
とはいえ、やはり世界の真田広之(?)。演技力にはほんと尊敬。真田&チャンドンゴンから寵愛されるヒロイン役のセシリアチャンもなんと華麗に美しく、うっとり。
そんなところもありつつ、やっぱり私は、「10ミニッツオールダー」の中のチェンカイコー作品の方が心に響いたんだけどなあ、と思って帰ってきました。
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バレンタインシーズンにはチョコレート。
その”チョコレート”絡みで丁度時期的にぴったりDVD販売がはまった「チャーリーとチョコレート工場」。(DVDかなり売れてそう・・・)
これを見かけて、ふと同ティムバートン監督作品が観たくなった私。
以前から気にはなっていた「ビッグフィッシュ」をレンタルしてきました。
一言。名作ですな。
ティムバートンといえば、ファンタジーとリアルを織り交ぜた世界の描写にかけてはピカ一の監督。更に言えば、鑑賞者の心を動かす作りこみという点でもトップレベル、なお方。
「ビートルジュース」でしょー、「シザーハンズ」でしょー、どれも優越つけがたいよね。
「チャーリーとチョコレート工場」でもそうだったけど、今回も監督ならではのファンタジーワールド作りに加え、父と子の感動の物語という点が笑いと涙をうまい具合に引き出してくれました。
最近はホラームービーだったり、サスペンスムービーが大流行。驚かせたり、びくびくさせたりすることが主目的のように見える映画がとっても多い中、やっぱりティムバートンの作品っていいなあ、って思います。
なんか温かくて、笑っちゃうけど大切なものって何だろう、っていうのがしっかり描かれてる。
あと一場面一場面に、必ず観た人がわくわくするようなものが盛り込まれてるし。(平均的に)結果が予想できる単純ハリウッドムービーとは一線を画してるよね。
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11/02/2005
先日キム・ギドクの「悪い男」を観ました。監督の得意とする美しい映像描写には常々脱帽。言いたいことも分かるが、ストーリーについては正直女性が観るには心苦しい作品、というのが全体評。
表現の方法として、言葉を使わずに暴力を使う男。愛した女を堕とすことしか知らない男。彼は、街でふと出会った女性を想い、娼婦の世界へと誘う。穢れを知らなかった純粋な女は、日が経つのと同時に社会の底辺で生きる娼婦的な生き方を当たり前のこととして生きていくようになる。自分を堕としめた男を憎む女。しかし、いつしかその憎しみも、暴力でしか表現できなかった男への愛へと変わっていく。(超簡略すればこんな感じだけど、書きたいポイントは山ほどある作品)
キムギドク曰く、「男なら誰にでもある(できないけれど)好きな女をめちゃくちゃにしたいという想ってしまう、この気持ちをなんらか表現したかった」「賛否両論分かれると思うけどね」とのこと。深読みしすぎて、こういう映画もありかと思ってましたが、監督の制作意図を聞く限りだと、あまり共感はできません。そりゃあ気持ちも分かるけれど、あんまり観てて気分はよくないですよ。如何せん、娼婦の商売シーンが多いわ、暴力的だわで。
ただし、一つすごくいいシーンがあるんです。娼婦達が客引き中に雨が降ってくるシーン。前述の女性もそばにいた娼婦達も一緒に植木を外に出し水をやる。監督が言ってるんですが、そんな一瞬のシーンで描きたかったのは「社会の底辺で生きる人であっても根本的には同じ優しさを持っている」ということ。このシーンは妙に印象的でした。
と、少し批判的な素人コメントを書いてみましたが、それでもやっぱり・・・・・・・キムギドクは韓国の鬼才なのです(私はそう思ってます)
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10/28/2005
先週末、スペインの天才ペドロアルモドバルの作品『ハイヒール』(1991)を観てみました。
アルモドバルと言えば、近年『オールアバウトマイマザー』ではアカデミー最優秀外国語映画賞、『Talk to her』ではアカデミー最優秀脚本賞受賞、と快挙が続く注目の監督。
もちろん、これらの代表作品も素晴しいのですが、最近はアルモドバルの90年代の作品も注目度大(最近はアルモドバルの90年代作品を見まくり休日)。人間の感情や欲望、人間関係から生まれる葛藤など、表現の巧みさはこの時期からすでに見て取れます。この時期のアルモドバルの作品には、あまり注目されない映画が多いのですが、私はこの時期の作品が結構心に沁みます。
『ハイヒール』は、そんな作品の一つ。
母としての役割は果たさず、女として歌手としての人生を歩む母。母を想い、母を待つニュースキャスターの娘。この親子の葛藤を中心にストーリーが転回します。(少し傾向が『オールアバウトマイマザー』に似てるかも。)ラストに向けて、女・歌手ではなく「母」としての存在に変わっていく姿が描かれるのですが、何とも言えず涙を誘います。アルモドバルはこういう感情の機微を表現するのが何ともうまいんですねえ。(=でも感動的ってわけじゃないんです。なんかこう、操作されてるっていうんでしょうか)
加えて、この作品、音楽は坂本龍一が担当。あまりに映像と音楽がなじみすぎているせいかあまりパッとしませんが、少なくとも心地よく耳に残ることは確かです。
アルモドバルファンでまだ見てない方=>一度はどうぞ
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10/26/2005
韓国の鬼才キム・ギドク。映像描写の繊細さ、静寂さをたたえる音楽、人間の本質的な側面を鋭く描くストーリー構成。どれをとってもため息が出る完成度の「春夏秋冬、そして春」
「春夏秋冬、そして春」というタイトルは、ストーリー内に転回する一人の人生の流れそのもの。俗世から離れ、宗教的な環境で生きいく心美しい青年。あるきっかけで俗世との関わりを持ち、欲にまみれた生き方へと向かっていく。行き着いた先は、まさに今までとは対比的な悪=殺人。そしてまた、生まれた先へと戻って改心する男性。
人間の心理描写は去ることながら、善悪の対比をこうもまざまざと描かれるとちと心が痛い。が、いずれも、一度は見る価値ありの作品だ。
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